Ryuichi kawamura Architects Atelier -R/AA-
Ryuichi kawamura Architects Atelier -R/AA-
東村立新富弘美術館建設国際設計競技 [2002.02]
白い花の向こうで等高線に沿って柔らかく展示室が並び、その石の展示室をガラスの箱が包み込み、ガラスの箱は山々の木々を写しこみ、優しくスラブを支えている。東村の四季は、春は新緑、夏は濃緑、秋は紅、冬は白と美術館を様々な色に変化させるだろう。
小さな花の絵を渡り歩くたび、訪れた人々は自然の風に触れ、遠くの山々を望む。
湖面を望む階段広場では、自然を見る人、本を読む人、コーヒーを飲む人・・・個人の思うままに自然に浸っている。
富弘氏の小さく力強く美しい絵は、まわりの雄大で美しい自然と等価に人の心に受け入れられることが望ましい。